ダメージレス、痛まないことはない

みなさまこんにちは、福岡の平尾にある美容室 chill hair design の古賀裕三です。
よく広告で『痛まない』『ダメージレス』とかという過剰広告をしているところが多いのですが、
本当に痛まないのかというとほとんどのお店が痛みます。

今回はそんな本当の部分についてお話ししていきます。

カラーなどの薬剤で痛まないのは存在するのか?

結果からいうと一応存在します。
ただしほとんどのお店がアルカリ剤を置いているのでそれが一瞬でもついてしまうと髪の毛は痛みます。
本当に痛まない薬剤というのはマニキュアなどの酸性染料か純度100%のヘナとかです。

やっぱり『痛まない薬剤』と聞いたら反応してしまいがちですが、そんなことを言っていることろがあればあんまり信用できないです。

だって生活しているだけで紫外線や水質だけでも痛んだりするくらいデリケートなんですよ?
染めたりパーマとかしたりして痛まないわけないです。

『最低限のダメージで施術できる』というのが本当ですね。

酸性系で全て対応できるのか?

結果はノーです。
酸性系の薬剤がなぜ痛まないかというとキューティクルを開かないためです。
でもそんな酸性系のカラー剤で色を明るくできたりするかというとできないです。

そういうのが今後開発されていくかもしれないですが今の所はそういう薬剤は存在しません。
痛まないのであればトリートメントも必要ないですからね。

また酸性系でしてしまうとパーマが当たりにくくなる、カラーが染まりにくくなるという弱点もあります。やはり何事にもメリットデメリットは存在するんです。

今の美容室で取り扱われている薬剤のほとんどはアルカリ性なので、それをつけるとキューティクルが反応して開いてしまい、そこから髪の毛に必要な栄養分だったりが抜け落ちていくので『痛まない』はないです。もし痛まない薬剤が出てくると多分めっちゃ高いはずです笑

なぜダメージがないというのか?

これは美容室の育て方にもよるし美容師本人の性格にもよりますが、
先輩やお店の方針を素直に信じてしまうからです。

やっぱり『ダメージレス』『痛まない』というのは、お客様側からするとかなり魅力的なワードになるので食いつきがハンパないです。

自分で成分を調べないとか言われたことをそのまま鵜呑みにしたまま美容師として成長していった人は
やはり知識がそこで止まってしまっているんですね。

でもお客様側からしたら痛まないと言われてしたのに痛んだらそりゃダメな美容室だと思ってしまうはずです。だってお客様自身の髪ですからバレるのはあたりまです。

最後に

極論からいくと薬剤ダメージがないことはほとんどないのです。
でもダメージが大きすぎてできないものを無理にするときはちゃんと説明するなど、
ちゃんと本当のことを言ってお客様の髪を綺麗にするのは美容師の仕事だと思っています。
ということで今回はダメージレスということをいう人についてでした〜
それではまた〜^^

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