ワカメや昆布で髪の毛は黒くなるのか?
みなさまこんにちは、平尾の美容室 chill hair designの古賀裕三です。
ワカメや昆布、ひじきなどの食べ物で髪の毛が黒くなる・太くなる・増えるという迷信を聞いたことありませんか??
以外に的外れな感じでもないことなので今回の記事にしてみました。
海藻類は髪の毛にとって良い成分も含まれているのでなぜそういうことを言われてきたのかを昔のことを踏まえながらお伝えしていきます。
ワカメや昆布で髪の毛が黒くなると言われてきたのか?
ワカメ、昆布、ひじきなどどれも黒々した見た目ですよね?
これが発端で髪の毛が黒くなると言われてきた説がありますがこれは正直関係ないです。
ではなぜこういうことが的外れではないかというと、海藻類には豊富なミネラルが含まれています。
髪の毛の主成分としてタンパク質があるのですが海藻にはこのタンパク質が代謝されやすくなる成分がるからなんです。
それはワカメや昆布などに含まれる成分として
【カルシウム】骨や歯の形成を助ける(昆布のカルシウムは吸収がいい)
【ヨウ素(ヨード)】甲状腺ホルモンの材料になる
【アルギン酸】水溶性の食物繊維、便秘予防、ナトリウムを排出、血圧を下げる
【フコダイン】水溶性の食物繊維
といったものが挙げられます。
この中でもヨウ素やフコダインといった成分です。
ヨウ素はミネラルの一種で甲状腺の働きを高めます。
成長期には欠かせない成分となっておりうがい薬なんかでも使われていますね。
それでこのヨウ素が甲状腺に働き変えることでどうなるかというと、
甲状腺の働きとしてタンパク質・脂質・炭水化物などの吸収を促す効果があるんです。
髪の毛の主成分はタンパク質になるのでこのヨウ素を取り入れることで髪の毛に栄養を運びやすくしてくれるということで育毛につながります。
ヨウ素だけを取り入れるという感覚というよりタンパク質と一緒に摂取する方がいいということになります。
続いてフコダインなのですがこれはワカメや昆布のヌメヌメとしたやつです。
このヌメヌメとしたやつが育毛タンパク質の分泌を促してくれる効果があります。
これはヘアサイクルの成長期を伸ばすとされ抜けにく髪の毛にしてくれる効果です。
なので育毛剤にも使用されていたりもします。
昔の人は海藻で髪の毛を洗っていた?
少し話を逸脱しますが、昔の人は髪の毛を『ふのり』というので洗っていたようです。
これがこの成分とかがわかっていない状態で使用していたのにビックリですね。
このふのりというのは刺身のツマや味噌汁の具、そばのつなぎなんかでも使われているものです。