白髪染めとファッションカラーの違い
カラーの種類も今ではたくさんあります。
ファッションカラー、白髪染め、酸性カラー、ヘナカラー、塩基性カラー、オイルカラーなどなど
呼び方はたくさんありますが、大きく分けるとアルカリカラーと酸性カラーの2種類です。
「白髪染めとファッションカラーって何が違うの?」
そういう声を多くいただきますので今回は白髪染めとファッションカラーの違いを記事にしていきたいと思います。
ファッションカラーと白髪染めの違いは?
「白髪染めで明るくできないの?」
「ファッションカラーで白髪は染まらないの?」
そういった声をいただきます。
白髪染めとファッションカラーは基本的はどちらもアルカリカラーであることがほとんどです。
ではそれぞれの違いはなんなのか?
それは染まる染料の違いがあります。
どちらもメラニン色素を分解し明るくなったところに色を入れていくという仕組みです。
白髪染めの場合は白髪を周りの色に合わせるためブラウンの色味が強く入れられています。
ファッションカラーは色をより発色できるようにブラウンの色味が少なく配合されています。
最近の白髪染めはアッシュやレッド、マットなど様々な色がありますが、それでもブラウンの色味が濃く配合されているので色を楽しめるファッションカラーのようにはいきません。
白髪染めでは明るくできない?
白髪染めの場合はる明るくすると白髪が染まらないと言う感じになります。
しっかりと染めようとするのであれば濃い色であればあるほどしっかり染まります。
あまり白髪が染まらなくてもいいのであれば10レベルほどまでは行けますが、その場合はファッションカラーでもさほど変わらないような気もします。
10レベルよりも上のトーンになってくるとブラウンの染料がほとんどない状態になってしまいますので白髪が染まらないと言うことになります。(10レベル以上の白髪染め自体がほとんどない)
これが白髪を明るく染めることができない理由です。
ほとんどが白髪の場合は色をうっすら入れることで全体的に明るくすることは可能ですが、白髪がちらほらと言う感じであれば白髪をしっかり染めるか明るくするかのどちらを優先するかを決めなければなりません。
ファッションカラーで白髪は染まらない?
ファッションカラーでも明度が低くなれば白髪に色を入れることは可能ですが、それならば白髪染めでもいいのかな?とも感じます。
今後明るくすると言う希望があるのであれば白髪染めを使うよりファッションカラーで染めてみる方がいいです。
白髪染めと違いファッションカラーは色が鮮やかな設計になっているのが多いので基本的に白髪は染まらないものと考えてもらって大丈夫です。
白髪染めとファッションカラーを混ぜると言うこともできますが、これも明るさを優先するか白髪をしっかり染めるのを優先するかで配合が変わってきます。
白髪染めとファッションカラーの施術方法の違い
白髪染めは根元からしっかりと塗布することが多いです。
その理由は白髪は通常の髪の毛と違ってハリコシがあり太さが黒髪の30%ほど太いとされています。
ですのでしっかり白髪を染めるためには白髪に対して薬剤がはじき返されないようにしっかりと塗布する必要があります。
ファッションカラーの場合は根元からベタベタ塗ることで根元の方が明るく色が発色してしまいますので基本的にはベタずけはしません(私の塗り方です。)
ファッションカラーも白髪染めもどちらもダメージが出るのは一緒ですが最近ではダメージレス(ノーダメージではない)のカラー剤も多く出てきています。
どちらも明度が明るくなればなるほど、アルカリの力が強くなってきますのでダメージが大きくなってしまいます。
ただし白髪染めの方が根元にしっかり塗りがちな分刺激を感じてしまう人はいるかもしれません。
そういった場合は根元ギリギリに塗るような施術方法もありますので美容師に相談してみてください。
白髪染めとファッションカラーの違い まとめ
白髪染めにしろファッションカラーにしろ何を優先するかで染め方も色も明るさも変わってきます。
白髪染めをしないといけないと構える必要はありませんので担当している美容師に相談して決めていくのがいいと思います。
美容師からしたら白髪染めで染めているのかファッションカラーで染めているのかわかると思いますが、一般の方はそれがどちらで染めているかと言うのはわからないと思いますので白髪染めだと気付かれるのが心配な方でも安心してください。