痛まないカラーはあるのか??カラーをした後に艶が出るのは?
みなさまこんにちは、平尾の美容室 chill hair design の古賀です。
髪のことって他の美容室ではこういってたのに違う美容室に行くとまた違うことを言われてどれが本当のことかわからない、、、
こういう声をたまにいただきますが、勉強をすればするほど正しくもあり間違っていたりも新しい発見の毎日です。
今回はよく『カラーで痛まない!』という広告を出しているところもあるのですが、それについて記事にしてみたいと思います。
痛まないカラーはあるのか?
今は世の中にあるカラー剤の種類も豊富ですが、髪の毛を明るくするカラーで痛まないカラーはないです。
痛まないカラーというのは天然のヘナやマニキュアなどの髪の毛の表面に吸着するカラーだと痛みはないものもありますが、カラーで天然成分が配合されていても明るくする成分も入っているので結果傷んでしまいます。
よく『無添加』『オーガニック』『ダメージレス』という感じの言葉に惑わされてしまう人も少なくないと思います。
ダメージがないことはないですが、昔と比べるとダメージの度合いは減ってきているものもたくさんあるのは事実です。
カラーの種類は?
先ほど軽く触れましたがカラーの種類は大きく分けると4種類になります。
- アルカリカラー
- 酸性カラー
- ブリーチ
- ヘナ
最近ではオイルカラーとかもありますが、これはアルカリカラーの一種になります。
オーガニックカラーというのもアルカリカラーです。
ちなみにオーガニックカラーというのはカラーの成分の中にオーガニック成分が含まれているというカラーになります。髪の毛を明るく成分でオーガニックなのはないです。
めっちゃ化学物質なんです。
アルカリカラーはどういうのものかというと、
- 髪の毛の色を抜くブリーチ作用
- 髪の毛の中に染料を入れる
この二つの工程があるのがアルカリカラーです。
地毛が黒髪の人はだいたい4トーンや5トーンだと思うのですが、これを7トーンにするのには少し色を抜かないといけませんよね。
明るくするのであれば明るくする力が強くなっていきますのでそれだけ薬剤の力は強くなります。
で、明るくするというのは髪の毛の内部にあるメラニン色素を抜いていくということになります。
ということは、メラニンを削ることで髪の毛に負担がかかるということになってしまい結果ダメージがないということはありえないのです。
でもカラーをした時って結構艶が出たりして見えませんか?
そして色が抜けてくるにつれて髪の毛がパサついて見えてしまったり、、、
これにも理由があるんです。
カラーをした後に艶が出るのはなんで?
カラーをした後に艶が出ると髪の毛が良くなったと思ってしまいますよね。
でも残念ながら違うんです。
先ほどのアルカリカラーの説明で伝えましたがメラニンを抜き、そこに染料が入ることで髪の毛に艶が出ます。
イルミナカラーという場合はキューティクルの光の反射を出してもっと艶が出るように見えます。
それで1ヶ月や2ヶ月していくると髪の毛の中に入っている染料が抜け出ていってしまい髪の毛がパサパサになってしまいます。
あとは色の種類によっても艶が出たりするように見えます。
つyが出て見える色は暖色系で8トーンまでは艶が出て見えます。
トリートメントも同じく髪の毛の内部に足りなくなった栄養素を擬似的に入れることで髪の毛の質感が良くなったり艶が出たりして見えます。
たまにカラーにトリートメント効果があるから艶が出るっていうのもありますが髪の毛の内部が詰まっているから艶が出て見えるのです。
ダメージがさほどひどくないかたはカラー剤の中にトリートメントを入れることや前処理をすることでカラーの発色が悪くなる場合もあるのでそこは美容師の腕の見せ所だと思います。