市販のカラー剤で見本の色にならない理由は?

市販のカラー剤で時間とコスパ的にやってしまったけど見本に載っている色と全然違う色になってしまった経験はありませんか?

市販のカラー剤に限らずカラーのことを知っていないと求めている色にならないことが多いです。
美容室のカラー剤をネットで買って染めてもカラーの理論を知っていないと同じことになります。

なんで思った色に染まらないのかというのを今回の記事にしていきたいと思います。

市販のカラーが思った色にならない理由は?

市販のカラーで染めたのに思った色にならない主な理由としては、髪の毛が持つもともと持つメラニンの量と以前のカラーの残留色素が残っている場合を把握していないことです。

もともとの髪の毛の色素+以前のカラーの色素+今回染めるカラー=仕上がりの色

こういう感じが染め上がりの色になります。
なので人によって同じカラー剤で染めたとしても同じ色にならないのです。

では見本はどんな状態の髪の毛に染めたものなのか?
それはメーカー側が仮に決めた全く染めていない髪の毛の場合を想定したり、地毛の持つメラニンが綺麗に残っていない条件で、カラー剤の色素が綺麗に浸透し発色する髪の毛に染めた場合の発色になります。

でも実際は人の持つメラニンの具合は個人差があったり、今まで染めた髪の毛の履歴によってベースが違ってしまったりしてしまいます。

ですので、市販のカラー剤でする場合の違いは、こういう感じに染まりますよ〜という感じではなくこういう色素が入ってます!くらいの違いしかわからないです。

そこに自分の髪の毛の状態を合わせて染めることができればいいのですが、なかなかそれは難しいと思いますのでなかなか見本通りに染まることはないのです。

思った通りのカラーにするにはどうしたらいいのか?

髪の毛のもともと持つ色素と前回のカラーの履歴、そして今回そめるカラー剤の色

この3つをうまく組み合わせていかなければなりません。
髪の毛のもともと持つ色素というのは赤や黄色がありこれらが濃く混ざりあっていることで黒に見えます。

その割合というのは人種や髪質によってそれぞれ個人差があります。
カラーの仕組みとしてはこのもともと持つメラニン色素を抜きながら黒から茶色、そして明るくなると黄色になっていきます。そして同時にヘアカラー剤の色を入れることで色が発色します。

ということは染料がない状態でも髪の毛が明るくするだけでももともと持つ色が出てくるのでそれが赤色に見えたり黄色によったりしてしまいます。

そこに前回染めた色の残留した関係します。
時間がたったからといってこの前回の色が完璧に抜けるということはなかなかありません。

なので希望の色のカラー剤を使ったとしても前のカラー剤の残留色素が残っていることでそれが邪魔をして希望の色にならない場合があります。

ではどうしたらいいのか?

それは色同士を打ち消しあう補色を使ったり、混ぜることで色になる(例えば黄色と青で緑とか)、似ている色(ピンクや赤)などの色調をうまく利用したり、彩度や明度を取り入れて行けばうまく思った通りのカラーになります。

でもこんなこと考えながらやってるとカラー剤を何本も買わないといけないので、一番は美容室にいって染めることをお勧めします。(何じゃそりゃw)

美容室でも一回では抜け切らない場合もあったりするので何回かカラーすることで可能になる色もあります。

そこは美容師と相談して決めてくださいね。

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