ヘアカラーの時にラップをする理由は?ラップをすることによる効果とは?
美容室でカラーを塗り終わった後に頭にサランラップを巻かれたことってありませんか?
セルフでカラーする時に美容室でサランラップをを頭に巻いていたことを覚えていてなんとなく巻いた経験がある方もいるようですね。
このカラーの後にするサランラップにはどんな効果があるかを知っている人は美容師でなければあまり知らないと思います。
今回はカラーの後にサランラップをする理由についての記事を書いていきたいと思います。
カラー塗布後にサランラップをする理由と効果
サランラップをすることでの効果としては空気に触れにくくなるということですね。
そうするとどういう効果が出てくるのか?
まずはカラー剤が乾燥しにくくなります。
カラー剤がエアコンの風なんかで当たってしまうと乾燥しやすくなってしまい、カラーの染まりが鈍くなってしまいます。
そしてカラー剤の特徴でもあるのですが、カラー剤は酸素に触れると酸化していきます。
この酸化というのがカラーが染まる仕組みなのですが、酸化するとカラー剤の中に含まれる色素の粒子が大きくなり髪の毛に定着してくれるんです。
酸素というのはカラー剤の2剤という混ぜるのにも含まれています。
カラーの1剤と2剤を混ぜることで酸化が始まってしまいます。
空気中にも酸素がありますのでそれも含みやすくなってしまうということになります。
ということは?
その空気中の酸素となるべく反応しないようにラップをすることで粒子が小さい状態でじっくりとカラーの色を入れていくことでしっかりと色が入ります。
時と場合によりますが、ラップをしないことで髪の毛の中に粒子が入りきる前に酸化してしまい定着が悪くなってしまうことがあります。
そしてしっかりと中に色が入った後にラップを外すことで酸素に触れさせ髪の毛の中で粒子が大きくなりしっかりと定着させていくんですね。
他にも理由としては保温するという感じもあります。
カラー剤は温度が高いと反応が早くなります。
ラップをすることで頭皮全体の体温が保温されることになり薬の反応が良くなるからです。
カラーの時にラップをするときとしない時があるのはなんで??
でも美容室でラップをする時としない時があるのはなんで?と疑問に思った方もいるかと思います。
人によって施術の方法はそれぞれなので一概には言えませんが、ダメージが激しい方はラップをしないでもキューティクルが開いている状態になっているので色が入りやすかったり、熱で反応が早くならないようにじっくりと色を入れるためにラップをしないという場合もあります。
ほんとやり方は人それぞれなのでラップをしていないから適当にしているとかは思わないでくださいね。