縮毛矯正とカラーはどっちが先?同時施術は可能??
みなさまこん日は、福岡の平尾の美容室 chill hair design の古賀裕三です。
サラサラストレートになる縮毛矯正、くせ毛の人は病みつきになりますよね〜
昔はシャキーンとなりすぎて敬遠されていましたが最近ではナチュラルにまっすぐできるようになってきたので湿気が多くなる時期や乾燥で広がる時期にする人が増えてきているように感じます。
縮毛矯正ってただでさえ3時間ほど時間がかかるので、それに加えてカラーともなると4時間は超えてしまいます。
そもそも同時に施術ができるのかと悩んでいる人もいるようなので今回はそこらへんも踏まえてお伝えしていきたいと思います。
縮毛矯正をしているとカラーが染まりにくい??
縮毛矯正をしていると毛先の方の色が沈んで暗く見えたり、ムラに見えたりすることって結構多く感じます。
なんでそんなことが起きるのか?
髪の毛はたんぱく質が80%の成分だと言われています。
例え話でよく出るのが卵です。
卵もたんぱく質が主な成分で熱を加えることによってゆで卵になってしまいます。
これはたんぱく質に熱が加えられることによって起こるタンパク変性と言われます。
生卵の状態だと醤油を垂らすと混ざりますがゆで卵の状態で醤油を垂らすと全然混ざらないですよね?
これが髪の毛の内部でも起きていて髪の毛にタンパク変性が起きていない場所は綺麗に色が入るのですが、タンパク変性が起きている場所は固まってしまってカラーの浸透がものすごく悪くなりムラになりやすくなります。
縮毛矯正はサラサラヘアーになるので一見ダメージがない髪の毛に見えるのですが施術的に髪の毛にとってかなり負担が大きいです。
ダメージを受けるとともに髪の毛の内部にある水分量がどんどん減っていきます。
実は髪の毛はダメージを受けすぎてしまうと水分を吸収しやすくなります。
ブリーチをしたことがある人はわかると思いますが、髪の毛を洗った後全然乾かないとかテロンテロンになってしまうとか
ここでまた例え話で使われるのがスポンジです。
スポンジに水をかけると吸収するしそれと同様に水を吐き出します。
乾いたスポンジにカラーをつけると発色が濃く出ますが、水を大量に含んだスポンジはカラーが薄く出ます。
ということは髪の毛に置き換えると水分を吸収しやすくなった髪の毛はカラー剤の浸透が悪くなってしまうというわけなんです。
縮毛矯正とカラーはどちらが先がいいのか??
結果的にうまくできるのであればどちらが先でも構いませんがオススメは縮毛矯正が先がいいです。
それは先にカラーをしてしまうと縮毛矯正の薬剤によってカラーの色が抜け出ていくことが多いからです。
カラーをした髪の毛を縮毛矯正をしたことがある人は1剤を塗った後に髪の毛を見てみると明るくなったように感じたことはありませんか?これは髪の毛を分解していることによって髪の毛の密度が少なくなって見えて明るく見えているんです。
その後にアイロンをすればほとんどの場合は元に落ち着きますが全体の色味が変わったりしてしまいますのでムラを防ぐ、色落ちを防ぐという意味でも縮毛矯正が先の方がいいというわけなんです。
でも髪の毛のダメージのことを考えると1週間は期間をあけてカラーをする方が無難だと思います。
期間を開けることで髪の毛を安定させダメージの軽減にもつながります。
縮毛矯正とカラーは同時にできる??
縮毛矯正といえば美容室の施術の中でも長時間かかるメニューです。
3時間ほどかかり、後日美容室に行かないといけないともなれば時間を作って1日で終わらせたいという人も多いかと思います。
よく質問であるのですが縮毛矯正とカラーを同時にできないのか?
これに対しての答えは『できます!!』
ただし髪の毛に対する負担はものすごく大きなものになりますのでトリートメントはしておいたほうがいいです。
ダメージのことを考えると別日に1週間ほどあけてカラーをする方をお勧めします。