パーマと縮毛どっちが痛む??
みなさまこんにちは、福岡の美容室 chill hair design の古賀裕三です。
カールを出すパーマとまっすぐにする縮毛矯正、反対の施術になりますがどちらの方がダメージがあるのでしょうか??気になりますよね〜
パーマと縮毛矯正のダメージの違い
一見真逆の施術のように感じるパーマと縮毛矯正。
ですがかかる原理としてはどちらも同じです。
ざっくりとした施術内容でいえば1剤で髪の毛のシスチン結合を切り、2液で髪の毛の結合をくっつける。
1剤の時にまっすぐにしたりカールをつけたりし2液でそれを固めていくということですね。
ではダメージの違いで負担が大きのはといえば縮毛矯正の方です。
原理が一緒なのになんで縮毛矯正の方が負担が大きいのかというとそれは熱処理にあります。
1剤の薬剤反応が縮毛矯正の方が強いと思われがちですがコールドパーマでも強い薬剤もあれば縮毛矯正でも優しい薬はあります。
ということは1液の強弱はパーマや縮毛矯正をかける施術者によって変わるということでさほど差はありません。
薬剤の違いでいえば縮毛矯正は粘度があり重くなっています。
しかしどちらもシスチン結合を切断するという目的は変わりません。
先ほども軽く話しましたが縮毛矯正の方はアイロンを通すという熱処理が間に加わります。
髪の毛の主成分はタンパク質が主なので熱に弱いという性質があります。
アイロンを通すということは髪の毛に『熱』『摩擦』を加えていくということになってしまい、結果コールドパーマよりも負担がかかってしまうということに。
熱による髪の毛の変化を『タンパク変性』と言います。
タンパク変性というののたとえで使われるのが卵です。
生えてきたばっかりの髪の毛は生卵の状態で、それに熱を通すとゆで卵になってしまいます。
ゆで卵になってしまうと卵が中身がボロボロになってしまうのは何と無く想像できるでしょうか?
これは縮毛矯正だけでなく、普段使いしているアイロンの温度設定も高温にしているのであればこのタンパク変性は起きるので気をつけましょう!!
髪の毛に負担をかけないために気をつけること
ではアイロンやコテを使う際にダメージしないように気をつけるポイントとしては、
- アウトバストリートメントで髪の毛を保護する
- アイロンやコテの温度設定を180度以下にしてさっと当てる感じにする
- 同じ箇所に10秒以上当てない(何回も通さない)
- テンションをかけすぎない
これらの点を守っていくようにすれば熱処理によるダメージも最小限に抑えられますので自宅でアイロンやコテを結構使う!という方がいればヘアケア法としてやってみてください。